家づくりをするときに1番大切なことは資金計画です。
ここがきちんとできていないと、建てたけど毎月ぎりぎりでメンテナンスができなかったり、ローンが支払えなくなったりというトラブルが起こってきます。
今はまだ子どもは小さいけれど5年後10年後には塾などの教育資金が増えてくるから早めに返したい など、ご自身にあった住宅ローンを選ぶことが大切です。
ただローンの相談に行くと、職種や年収・その他の借り入れや自己資金などをお聞きした上で利用可能なローンを選んでいく必要がありますので、相談にいくとプライベートを全開にしないといけません。
ハウスメーカーさんなどは始めのアンケートにそういった項目も記載してもらって、資金計画の提案もされてるところもあります。
営業されるのイヤだし、まだそんなに具体的に言いたくない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった方やこれから家づくりを考えられる方向けに数回のわたって住宅ローンについてご説明します。
メーカーさんで資金計画の提案を受けられた方も、絶対にそのローンにしないといけないという決まりはございませんので、ローンの種類や計算方法を知ってご自身にあった資金計画が見つかれば幸いです。
住宅ローンの種類
住宅ローンには大きく分けて3種類があります。
①民間住宅ローン・・・銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など。
②公的住宅ローン・・・財形住宅融資、自治体融資など。
③その他・・・社内融資などです。勤務先によって、融資の有無や内容が違います。
①民間住宅ローン
・全期間固定金利型
・変動金利型
・固定金利期間選択型
・フラット35
金融機関により取り扱い商品は様々ですが、だいたいこんなものです。
特徴としては、借り入れ限度額が比較的大きい、物件の条件はやさしめだけど個人の信用情報はきびしめ、種類が多い。という感じでしょうか。
②公的住宅ローン
・財形住宅融資(5年ごとの固定金利)
金利は比較的有利だけど、物件に対する条件が厳しいのと借り入れ限度額に制限があります。
③自治体融資と社内融資はケースバイケースなので省略します。
ローンの種類の説明はとりあえずここまで。
次回は利用人数の多い民間住宅ローンの元利均等返済の計算をご説明します。
毎月の返済可能な金額と期間から、住宅ローンで借りる金額を求める計算方法です。
借り入れ金額は同じでも、ローンの種類によって支払利息は100万も200万も変わってきます。
建設費は実際のモノや作業にお金がかかるので仕様や規模を変えないと減額は難しいですが、住宅ローンはお施主様の労力はかかりますが商品えらびだけです。がんばりましょう。
ゆうちょ銀行も住宅ローンに参入しましたね。民間住宅ローンの競争が激しくなるのでしょうか。金利で競争してくれたら嬉しいです。