新築の時に、ほとんどの方が新調される“ダイニングテーブル”。
それらは家具屋でもネットでも購入することができますし、安いものもたくさんあります。
しかし、私たちが提案するものは、その家(その空間)に合った本物の質感のあるテーブルです。
新在家の家Ⅲでは、床材にナラを使用しましたので机もナラ材で製作しました。
ダイニングテーブル+カウンターの長さ4.4m。
なかなか既製品では見つからない形状です。

英賀保の家Ⅱでは、お客様と一緒に川西銘木さんに行き、天板の材料の説明を受けながら現物を確認していただきました。
今回は栃の天板に決まりましたが、これがまたすばらしい“縮み杢”の入った天板です。

木目といえばふつうは柾目や板目ですが、そうした分類には収まらない絶妙の模様を、杢目と呼んでいます。
装飾性が高いことから、和風建築の各所に用いられたり、挽物や指物、楽器の素材として珍重されています。
縮み杢とは、木目が波のように縮んで、しわがよったように見え、栃や楓などによく見られる模様です。
ちなみにバイオリンの胴体にはよく楓の縮み杢が使用されています。
決して安くない材料ですが、中々ここまで綺麗な杢目が出ている栃の天板は少ないということもあり、決められました。

そしてできあがった机がこれです。


仕上がると、より一層すばらしい杢目だと言うことが分かります。
お客様にも大変喜んでいただけました。
私たちは家の図面を書くだけではなく、こういった家具の図面も一つ一つ社内で作成し、お客様と打ち合わせをおこないます。
たかが机ですが、高さを70cmにするのか72cmにするのかによって、使い勝手が大きく変わってきます。
お持ちの椅子の座面の高さをお聞きすることにより、その高さが決まります。

銘木でつくるオリジナル家具、ご興味のある方は是非お問い合わせください。