住まいの設計で特に思い入れがあるのが『城見町の家』です。
設計施工では初期の建物で、お施主様の『住まい方』を聞き出し、『住まいの共通認識』をつくるため何回も打ち合わせを繰り返したのを覚えています。この住まいのおかげで、設計期間を十分取り(最低半年ぐらい)工事に取りかかる、『アークの家づくり』の基準ができた建物です。
平面プランでは、玄関からの動線、自然光の取り方、家族の気配を感じながら生活することができる縦空間、2階は小さな個室+共有スペース、収納についてはお施主様の整理術を学びました。老後を考えた取り外しのできるトイレ建具・・・・現在の『アークの家』に取り入れている基本要素がすべて入った住まいです。
良い家は時間が経過しても朽ちることはありません。いつ訪れても気持ちの良い空間です。
『城見町の家』