昔から新聞や小説など、文字を読むことが好きでした。
いまだにずっと読んでいます。
最近は建築家の方が執筆された本を読むことにはまってるのですが、その中で、
『お客様の好きなことより嫌いなことを、より丁寧に聞くようにしている』という言葉がありました。
要約すると、
『嫌いなこと』をきちんと知って、それに関連するあらゆるものを生活空間から徹底的に省くことで、その方が暮らしやすい気持ちいい空間をつくるように心がけている、ということでした。
これは私は目からうろこというか、なるほどな!というか、とりあえずかなり衝撃を受けました。
家づくりは打ち合わせ回数も多く、決めることもたくさんあり、普段の生活とは違う色んな人と関わるのでストレスがたまりやすいです。
お施主様には、できるだけ楽しんで、しんどかったけど面白かったねって思って頂けるように!と心がけていました。
生活スタイルのヒアリングも、好きなこと、楽しいこと、そして困ってることを聞いて、あまりネガティブなキーワードは出さないように、と考えていたのです。
その方法は、私が今までしてたことと逆だったのです。
そしてこの本を読んで、まず自分に問いかけました。
『嫌いなことはなんですか?』
即答で「洗濯物をたたむことです!」と返事が来ました。
そうすると、洗濯機置き場・物干しスペース・収納方法を、ストレスフリーになるように考えてみましょう。と、考えるべきことが明確になるのです。
面白いですよね。
ぜひ皆さんも自分が建築家になったつもりで、ご自身に問いかけてみてください。
『嫌いなことはなんですか?』