災害に強い家を建てたいという意識は多くの方が持っておられるはずです。
では家を建てた後はどうでしょう?
災害に強い家を建てたからもう災害とは無縁だ!と思われてないでしょうか?
例えば地震に強い家を建てたからといって地震に遭わないということではありません。
ですので無縁だと思わずに災害リスクや災害が発生したときに住宅に対して何をするべきか
今のうちからしっかりと把握して準備しておきましょう。
周辺環境の災害リスクを把握する
土砂災害、川の氾濫など災害ごとで取るべき行動は違います。
お住まいの地域にはどのような災害が発生する可能性があるのかを知っておきましょう。
兵庫県のハザードマップでは住所を入力すれば、想定される浸水深さなどが表示されます。
加入保険、保険申請に必要な写真を知る
お住まいの保険の加入状況を確認しましょう。
住宅ローンを組まれているなら大半の方が火災保険に加入されているでしょう。
その他加入している保険でどこまでカバーされるかの補償内容も知っておきましょう。
どの保険においても保険金の請求には被害状況の写真が必要です。
とりあえずたくさん撮っておけばいいだろうと考えがちですが、
たくさんあっても肝心な部分が撮影できてなかった…では意味がないので
どのような写真が保険申請に必要なのか知っておきましょう。
写真撮影にも労力を使います。必要最低限の写真を撮って
すぐに片付けに取り掛かれるようにしましょう。
信頼できる工事業者に依頼する
落ち着いたら住宅の修繕を依頼することになりますが、
災害時にはあちらこちらから悪徳業者が出てくると言われています。
不安や疲れで判断力が鈍っているところにつけ込まれないよう、
ここに任せておけば大丈夫!という信頼できる工事業者を見つけておきましょう。
たくさんお伝えしていますが、幸いなことに私自身大きな災害に遭ったことがないので
実際に災害に見舞われたら慌てふためいて段取りよく行動はできないと思います。
ですが、知っているのと知らないのとでは大きな違いだと思うので
この機会に知らない人は知る作業、知っている人は思い出す作業をしてみてください。
これについては役に立たないことが一番うれしいです。