強盗や空き巣のニュースが後を絶ちません。
サッシメーカーも納期の遅延が起きるほど面格子や後付けシャッターの受注が
増加しているようです。
実際アークでも防犯ガラスを希望されるお施主様もいらっしゃって
やっぱり皆さまの防犯意識が高くなっているなと感じます。
侵入経路は窓からが約6割で、そのうち約7割がガラスを割ってクレセントを回す
「ガラス破り」という手法で侵入しています。
なので窓周りの防犯性能を上げることは防犯対策として有効です。
■単板ガラス(フロートガラス)
昔のお家は単板ガラスが多いです。防犯性能はありません。
■複層ガラス(ペアガラス・トリプルガラス)
最近のお家では一般です。ガラスとガラスの間に空気層があるため断熱性能は高いですが
防犯性能はありません。
■合わせガラス
2枚のガラスの間に中間膜が挟みこんであり、中間膜の厚みが30mil未満のものが合わせガラスと呼ばれます。
防犯ガラスと構成は同じですが中間膜が薄いので防犯性能は低いです。
■網入りガラス
防犯性能が高いと勘違いされている方が多いですが、単板ガラスと大差ありません。
しかも破片が飛び散りにくいガラスのため割れたときに異常を察知しにくいという弱点があります。
■強化ガラス
名前からして強そうでこちらも勘違いされやすいですが、防犯性能はありません。
面の衝撃に強いガラスで、点には弱く一部が割れると一瞬で全体が粉砕します。
しかも破片が鋭利ではないため侵入者にとっては好都合なガラスと言えます。
■防犯ガラス(防犯合わせガラス)
合わせガラスの中間膜の厚みが30mil以上のものが防犯ガラスと呼ばれます。
この中間膜は工具を使っても貫通しにくいため防犯性能は高いです。
中間膜の枚数が多くなると防犯性能も上がりますが、同時に価格も上がります😢
防犯対策としてのおすすめはもちろん防犯ガラスですが費用がかかってしまいます。
そこで手軽にできる方法としては既設の窓に防犯フィルムを貼るという対策です。
業者さんに貼ってもらうものやDIYで貼れるものがありますが、
どちらにしても防犯ガラスよりは安価で時間もあまりかからずにできる方法です。
ただフィルムやガラスの種類によっては熱割れを起こすことがあるので取り扱い注意です🔧